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したたかな酒井法子 逃走したおかげで不起訴の可能性

夫の逮捕でショックで動揺した・・なんていいながら行動は、下着や非常食を買い込んだり、温泉行って汗を流しからだの覚醒剤を抜いたり・・とてもしたたかなな悪い女だな。

産経新聞によると覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、女優の酒井法子容疑者(38)=本名・高相(たかそう)法子=が逮捕された事件。元トップアイドルの “裏の顔”が次第に明らかになる一方、酒井容疑者の今後の処分にも注目が集まっている。自宅から押収された覚醒(かくせい)剤がごく微量の上、使用の“切り札”となるはずの尿検査で、覚醒剤の陽性反応が出なかったためだ。警視庁は使用容疑での立件も視野に入れて毛髪鑑定などを進めているが…。

 酒井容疑者の逮捕容疑は、8月3日午前11時40分ごろ、東京都港区南青山の自宅マンション一室で、アルミ箔に包まれた覚醒剤0・008グラムを所持していた-というもの。警視庁によると、常用者が1回で使う平均量の0・03グラムに満たない量とされ、使用した残りだった可能性が高いとみられる。

 薬物問題に詳しい小森栄弁護士によると、所持容疑で起訴される事件の多くは0・03グラム以上のケースだ。今回の量は、その約8分の1にすぎない。

 「現状の証拠では、所持の罪で起訴するにはためらう状況だろう。起訴につなげるには量が少なすぎる。検察は起訴猶予も可能性として考えているのではないか」

 小森弁護士はこう話す。

 起訴猶予とは、証拠や供述などから容疑が明白であっても、容疑者の境遇や犯罪の重さ、反省の状況などを考慮し、検察官が「起訴しない」と判断する処分だ。

 また小森弁護士は、押収された覚醒剤に火であぶった形跡がみられることが、「抜け道」になるとも指摘する。

 「例えば酒井容疑者が、『覚醒剤の燃えカスであってゴミと認識していた』などと供述すれば、覚醒剤そのものを所持していたという故意がなかったことになり、公判維持が難しくなる」

 一方、使用についてはどうだろうか。

 警視庁は酒井容疑者の逮捕後、尿を採取して覚醒剤反応を調べたが、陰性反応だった。尿からは覚醒剤の使用を裏付けるデータが得られなかったのだ。

 警視庁は引き続き、毛髪鑑定などで使用容疑での立件の可否を慎重に検討しているが、小森弁護士は「毛髪鑑定は尿検査に比べて精度が低い。尿検査がシロで、毛髪鑑定だけで使用容疑を立件した例は聞いたことがない」。

 別の法曹関係者も「髪は脱色や染色で薬物の痕跡が消えてしまう。やはり、使用容疑を立件する際の決め手は尿検査だ」と指摘する。

 人間の尿は2日間で約92%が入れ替わるとされ、こうした新陳代謝のメカニズムの研究が進んでいるため、薬物使用の時期を特定できるのだ。

 ただ、尿検査には「タイムリミット」という短所もある。一般に覚醒剤を使用してから、非常習者で4~6日、常習者でも10日が経過すると、体内から覚醒剤成分が排泄(はいせつ)されてしまう。

 酒井容疑者は逮捕されるまでの6日間、山梨県や神奈川県の箱根、都内各所を転々としていたとされ、仮に覚醒剤を使用していても、この間に“解毒”された可能性もあるわけだ。

 ■「起訴すべきケース」との指摘も…検察はどうする?

 では、酒井容疑者が法廷に立つことはないのだろうか。

 「所持していたことに間違いはなく、本人も認めている。起訴はできる」

 こう断言するのは、日大法学部の板倉宏名誉教授(刑事法)だ。

 「0・004グラムで起訴した例もあり、量だけで起訴、不起訴の判断をするわけではない。法廷では、微量ということで執行猶予がつく理由にはなるかもしれないが…」

 さらに、板倉教授が指摘するのは「証明できるかどうかは別にしても、使用も疑われる状況にある」ということだ。

 捜査幹部によると、酒井容疑者はこれまでの調べに「あぶったりパイプで吸い込んだりしていた」などと供述している。

 「あぶり」とは覚醒剤の使用方法の一種で、結晶をライターの火であぶって気体化した煙をストローやパイプで吸うというもの。実際に酒井容疑者の自宅からは、吸引に使ったとみられるガラスパイプ1本とストロー42本が見つかっており、これらの吸い口についていた唾液(だえき)と酒井容疑者のDNA型が一致している。

 板倉教授は「尿検査で陽性反応が出ていない以上、使用容疑での起訴は難しい」としながらも、次にように話すのだ。

 「使用も疑われる状況であるにもかかわらず、検察が所持での起訴まで見送るとは思えない。両方とも不起訴にすれば、『“逃げ得”を許すのか』『微量の覚醒剤なら大丈夫ということなのか』という批判が出る。有名人かどうかはさておき、普通の人でも起訴すべきケースだ」

 酒井容疑者の夫で、同容疑(所持)で現行犯逮捕された自称プロサーファーの高相祐一容疑者(41)は、尿検査の結果が「クロ」だった。

 実は高相容疑者が逮捕された今月2日、同容疑者の別荘がある千葉県勝浦市の海岸周辺で、夫婦が2人でいるところを目撃されている。別荘からは微量の覚醒剤が押収されており、2人がこの日、ともに使用していた疑いが浮上しているのだ。

 「夫に勧められ、昨年夏ごろから数回吸った」「覚醒剤は夫からもらった」などと供述している酒井容疑者に対し、高相容疑者はこう話しているという。

 「妻は数年前から覚醒剤をやっていた」

 「妻とは数回ではすまないぐらい覚醒剤を使った」

 「(別居後も)妻は会うたびにやせていて、覚醒剤をやっていると思った」

 “泥仕合”のような様相の中、警視庁は双方の供述の信憑(しんぴょう)性や入手ルート、使用時期などについて引き続き捜査。高相容疑者については使用容疑でも立件する方針だが、酒井容疑者の携帯電話が見つかっていないなど不明な点は多く、事件の全容解明には時間がかかりそうだ。

 ■プレッシャー、ストレス…相次ぐ芸能人の薬物事件

 「のり塩事件」-。

 8日に逮捕された酒井容疑者。そして、その5日前に、合成麻薬MDMAを使ったとされる麻薬取締法違反(使用)容疑で警視庁麻布署に逮捕された人気俳優、押尾学容疑者(31)。相次いで逮捕された2人の名前をもじり、ネット上ではこんな言葉が生まれた。

 なぜ芸能界で薬物事件が相次ぐのか。

 「芸能人は自分の人気にとても敏感で、プレッシャーやストレスも多い。そういう人たちが不安を消して元気を出すために、気軽な感覚で手を出してしまう。覚醒剤を使うと脳の満腹中枢が破壊され、食欲が減退するため、ダイエット薬のつもりで使うタレントもいるのではないか」

 精神科医の日向野(ひがの)春総(はるふさ)・ヒガノクリニック院長はそう指摘する。

 「薬物を使うためには時間とお金が必要」と話すのは、薬物依存者の社会復帰を支援する「日本ダルク」(本部・東京都)の近藤恒夫代表だ。

 近藤代表によれば、覚醒剤を使用すると顔色が青白くなり、人との接触を避けて夜間に行動するようになるという。このため、「芸能人やフリーターなど、時間とお金を自由に使える人が薬物とのかかわりを持ちやすいのではないか」と分析する。

 一方、田中クリニック銀座の田中利幸院長は「芸能人に限ったことではない」と前置きした上で、「メンタルクリニックが増え、睡眠導入剤や精神安定剤などが手に入りやすくなっている。そのため薬物への抵抗感が薄れ、『やせる』『疲れがとれる』といった話を信じて違法薬物にも手を出していく。社会全体が、薬物が手に入りやすい環境になりつつある」と語った。

 有効な処方箋(せん)を見いだせない中、日向野院長はこう言って警鐘を鳴らした。

 「覚醒剤を使っても、快楽が得られるのは2~3時間。あとは、一生を棒に振る」

どうなっちゃうの!?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090815-00000532-san-soci